併用できる!2021年☀︎『住宅補助金』のもらいかた「新築編」その②

併用可能な住宅補助金家づくり補助金について
初めてさん
初めてさん

家づくりの補助金ってたくさんあるけど、まとめて申請できるの?

ウカル
ウカル

併用できるものできないものがあるので注意が必要だよ。住宅設備は併用できるものが多いので積極的に調べよう!

前回、最初に検討すべき大型補助金について解説しました。 ⇨ 最高300万円!2021年☀︎住宅補助金・助成金のもらいかた「新築編」その①

これだけでも100万円以上もらえる大きな補助金ですが、他の助成金と併用すれば最高300万円を超える補助金をゲットすることも可能です。

基本エコ設備に補助金が設定されていますので、お得なエコハウスが増えることを期待して解説します。

制限なしで併用できる補助金の種類

まずは積極的に申請するべき、どんな補助金とも併用可能な4つを紹介。

  • どの補助金とも併用可能
    1. すまい給付金
    2. 外構部の木質化対策支援事業
    3. 家庭用燃料電池
    4. 災害時にも活用可能なクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金

1.すまい給付金

国土交通省 すまい給付金

住宅購入者が申請さえすれば10万〜50万円が必ずもらえる補助金です。

必ず申請しましょう!

購入者の所得によって貰える金額が違います。目安は以下です。

収入目安給付金額
450万円以下50万円
450〜525万円以下40万円
525〜600万円以下30万円
600〜675万円以下20万円
675〜775万円以下10万円
消費税10%時に住宅購入した場合の給付金めやす

扶養状況なども加味した給付金額はこちらの公式サイトで簡単に計算できます。⇨ すまい給付金シミュレーション

5分でわかる「すまい給付金」

2.外構部の木質化対策支援事業

ほとんど知られていない補助金で私Ukaluがイチ押しなのが「外構部の木質化対策支援事業」です。

庭にウッドデッキや木の塀などエクステリアを建てる場合に補助金が出ます。⇨外構部の木質化の支援事業

補助金額

  • 木塀1mあたり1.75万円(上限130万円)or 3万円(220万円)
  • ウッドデッキ1㎥あたり10万円(上限100万円)or 15万円(150万円)

2021年度はこちらの金額に変更されてます。

木塀は減額ウッドデッキは増額最高金額はいずれも増額されました。

  • 木塀1mあたり1万円(上限300万円)or 2万円(600万円)
  • ウッドデッキ1㎥あたり15万円(上限300万円)or 30万円(600万円)

最高220万円600万円の高額補助金が出ます。

クリーンウッド法に基づく登録事業者から木材を買えば高額側(木塀2万円、ウッドデッキ30万円)となります。

依頼する工務店や外構業者がクリーンウッド法に登録している木材業者と取引があれば対応できるはず。

10mの木塀を設置する際の価格相場は、25万円〜40万円(参考:ウッドフェンスを設置するリフォームの施工費用・価格の相場は?)であると考えると、20万円(10m×2万円)の補助金で工事金額まで半分以上まかなえてしまいます。

実例は公式サイトで紹介されています。⇨Love kinohei

こんな素晴らしいウッドデッキや木塀がほぼ補助金だけで建てられるのは信じられません。

コロナの影響で予算が削減されないと考えると、2021年度も実施される可能性が高いため要チェックの補助金です。

※2021年度も実施が決定しました→ 令和3年度 外構化木質化事業

私Ukaluが2020年度に工務店と協力して申請した木塀(ウッドフェンス)はこちら↓

申請条件に最低高さの規定があり、かなり大きい木塀となっています。

使った木材はこちらで確認できる補助金対象のObiREDを使用しました。

AZN乾式注入防腐・防蟻処理によるAQ認証製品を選定してます。

申請日当日に終了するほどの人気補助金

ただデメリットが一つだけあって、補助金が破格なだけあって物凄い競争率です。

2年前から始まった補助金ですが先着順だったため、知られていない初年度でも3ヶ月ほどで予算がなくなりました

昨年に至っては申請日当日に終了となっていました。

2021度も先着順で実施されることがサイトで告知されました ⇨ 外構実証型事業

一次募集の開始は6月21日二次募集も7月26日とタイトなスケジュールとなっているため早めに動くことをオススメします。

【補助金情報】格安でウッドデッキ、ウッドフェンスを実現する方法

地方自治体の木材活用補助金

各都道府県でも木材に関する補助金が設定されている可能性があるため、ぜひ調べてみてください。

私が住む滋賀県では最高40万円の補助金が申請可能です。⇨ 木の香る淡海の家推進事業

岐阜県 ⇨ ぎふの木で家づくり支援事業

大分県 ⇨ 「おおいたモデル木塀」の設置へ支援する「新たな木材利用確保推進事業」

山形県 ⇨ 「やまがたの木」普及・利用促進事業

佐賀県 ⇨ 県産木材を使用した新築・リフォーム・木塀に助成を行います

石川県 ⇨ いしかわの森で作る住宅推進事業

長野県伊那市 ⇨ 伊那市産の木材を住宅、木塀等に使用する場合の補助金

3.家庭用燃料電池

家庭用燃料電池(エネファーム)を導入する際の補助金になります。

・固体酸化物形燃料電池(SOFC) 1万円〜4万円

・寒冷地・LPガス対応加算 3万円

エネファームはガスで発電する設備です。そのため停電時でも自家発電可能となります。

エネルギーの利用効率が97%とめちゃくちゃすごいのでもっと普及して欲しいと思いますが、現在の補助金額では元が取れそうにないため設置数の伸びはイマイチのようです。

注意点はZEHでも用意されているエネファームの補助金を使っていると併用はできません。

ここがややこしく、長期優良住宅だとそもそもエネファーム補助金の設定がないため問題なく併用できます。

ZEH関連との併用は注意が必要です。

4.災害時にも活用可能なクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金

次世代自動車振興センターより

令和2年度の第三次補正予算で閣議決定され、国会も通過した新たな補助金です。

経産相の補助金は2021年5月31日で締め切られました。環境省は引き続き9月30日まで大丈夫のようです。

(コンセントが付いているPHEVが大量に申請されたと思われます。電気会社を切り替えるのはハードルが高いのか環境省は予算が残っているようですね。)

  • 電気自動車は上限60万円、プラグインハイブリッド車は上限30万円、燃料電池自動車は上限250万円
  • 充放電設備(V2H)の設備費は1/2補助の上限75万円、工事費は定額補助で上限40万円
  • 外部給電器(200Vコンセント等)の設備費は1/3補助の上限50万円

さらに、再生エネルギーを100%調達できれば補助金が増額されます。

新車登録後1ヶ月以内が申請期限ですので、電気会社変更の際は早めの手続きが必要です。

  • 電気自動車は上限80万円、プラグインハイブリッド車は上限40万円、燃料電池自動車は上限250万円

太陽光パネルの設置を検討している方は、電気自動車やプラグインハイブリッド車を購入する際に補助金が増額されるので大変お得になります。

さらにこの補助金がすごいのは、充放電設備(V2H)の設備費が半額工事費がほぼ全額補助されることです。

例えば、ニチコンのV2H(パワーステーション プレミアモデル)を購入した場合

  • 設備費80万円 + 工事費40万円 =120万円
  • 設備費半額40万円 +工事費40万円 = 補助金80万円
  • 120万円 ー 80万円 = 自己負担40万円

通常は120万円の設置費用がかかるところ、40万円でV2H設備が取り付け可能になります。

神奈川県であれば、20万円の補助金が追加できますので実質20万円で取り付け可能になります。

蓄電池がまだまだ高額であるため、蓄電池と自動者を併用できるV2Hは最もコスパが高い設備です。

V2Hについてはこちらで解説しました。⇨エコハウスの最強装備「V2H」とは?EVが家庭用蓄電池になる!

経済産業省プレスリリースより
「電気自動車の補助金と減税(V2H編)」すまいる蓄電池ch

ZEH,ZEH+と併用可能

資源エネルギー庁 資料より
  • ZEH,ZEH+と併用可能
    1. 先進的再エネ熱導入支援事業

ZEH+とは?

前回紹介したZEHハウスの強化バージョンです。

断熱、省エネ性能がかなり高くなっています。と言っても優良工務店であれば簡単に建てられるレベルです。

東京都など温暖な地域6区分のUa値という断熱性能で表現すると

  • Ua値 0.87 国が定める最高等級
  • Ua値 0.6 ZEH基準
  • Ua値 0.5 ZEH+基準

ZEH+の基準で家を建てれば、省エネで暖かく涼しい家づくりにだいぶ近づきます。

Ua値についてはこちらの記事で解説してます。⇨「C値」「Ua値」「Q値」「G1」「G2」は住宅性能(特に断熱)を表す数値

先進的再エネ熱導入支援事業

環境共創イニシアチブ 資料より

ZEH、ZEH+に追加で「先進的再エネ熱導入事業」の補助金を併用できます。

先進的と言うだけあって、導入している家庭が少ない設備が補助金対象になっています。

  • CLT 定額90万円/戸
  • 地中熱ヒートポンプシステム 定額90万円/戸
  • PVTシステム 65~90万円/戸
  • 液体集熱式太陽熱利用システム 12万円/戸もしくは15万円/戸
  • <蓄電システム> 2万円/kWh、補助対象経費の1/3又は 20万円のいずれか低い額

PVTシステム

PVTシステムとは太陽光パネルに太陽熱利用システムを組み込んだものです。

自分が知っている範囲ではOMソーラーのみが導入検討できる設備を発売しています。

私の「小さなエコハウス」でも導入を決めました。

心残りなのは、ZEH+の申請時期に間に合わず長期優良住宅の補助金を選択したため「PVTシステム」の補助金申請は選べなかったことです。

時間を巻き戻せるなら、ZEH+に間に合うよう綿密に計画を立て直したいです。

CLTと地中熱ヒートポンプについて

季刊 森林総研 No.27より CLTとは?

CLTは新しく導入が始まっている木造材料で、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。

価格がまだかなり高いため、一般住宅むけで使うのは正直難しいです。

高層ビルも建てられるくらい強い木質素材なので将来性は非常に高く、自分も注目しています。

地中熱ヒートポンプも設置に300万円以上の価格が必要ですので、2021年時点において補助金があっても導入は厳しいです。(東京都は100万円を超える補助金が更に追加できるため検討の余地ありだと思います)

ZEH+,ZEH+Rと併用可能

  • ZEH+,ZEH+Rと併用可能
    1. 蓄電システム
    2. 燃料電池

ZEH+Rとは?

ZEH+RとはZEH+に加えて災害などの停電時でもエネルギーが確保できる住宅のことです。

簡単にいえば、ZEH+に蓄電池か燃料電池(エネファーム)を足せばOKです。

蓄電池と燃料電池、そして停電時でもお湯を確保できる太陽熱給湯システムが補助対象となっています。

ZEH+R単独の補助金は115万円

これに下記補助金額を追加できます。

蓄電システム

2万円/kWh、もしくは補助対象経費の1/3か20万円のいずれか低い額を加算

燃料電池

・定額4万円~11万円を加算

ZEH+R概要

ZEH+のみ併用可能

2020年度からZEH+V2H充電設備の補助金が設定されました。

ただ2021年現在は補正予算で創設された「災害時にも活用可能なクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」の方が工事代40万円が追加されるため、電気自動車を新車で買う方は「災害時にも活用可能なクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」を選択しましょう。

  • ZEH+のみ併用可能
    1. V2H充電設備(充放電設備)

V2H充電設備(充放電設備)

・補助対象経費の1/2又は 75万円のいずれか低い額

ZEH+Rのみ併用可能

ZEH+R太陽熱利用温水システムを導入すると補助金が出ます。

空気式は60万円と高額ですが12㎡も集熱パネルを設置しないといけないため、屋根もしくは庭が広くないと設置が難しそうです。

液体式は17万円と補助金は少なめですが、設置パネル面積が4㎡以上と狭い箇所でも取り付け可能なレベルなため、こちらの方が現実的かも。

  • ZEH+Rのみ併用可能
    1. 太陽熱利用温水システム

太陽熱利用温水システム

・液体式:17万円/戸  空気式:60万円/戸
太陽熱利用について
太陽熱温水器 解説動画

地方自治体の補助金

地方独自の補助金は併用可能です。お金がある都市部の方が手厚いようです。

  • 地方自治体の補助金例
    1. 東京
    2. 神奈川県
    3. 他の自治体

東京都助成金

2020年度の東京都は補助金がめちゃくちゃ大きいです。

V2Hをほぼ無料で設置できそうです。

  • 蓄電池 以下のいずれか低いもの
    • 商品金額の1/2
    • 1kwhあたり100,000円
    • 上限600,000円
  • V2H  以下のいずれか低いもの
    • 商品金額の1/2
    • 上限300,000円
東京都の蓄電池の補助金 2020年度

東京都はさらに太陽熱も補助金があります。 ⇨ 東京都環境局補助金

・【家庭における熱の有効利用促進事業】太陽熱利用システムは、機器費・工事費の1/2、上限45万円

東京でエコハウスを作ると補助金だけで設備が揃いそうです。うらやましい・・・

神奈川県助成金

神奈川県も手厚い補助金が用意されていました。

日産のお膝元ということもあり、V2Hの補助金が20万円もらえます。

  • (1)【令和2年度神奈川県蓄電システム導入費補助金】蓄電システムの導入にかかる設備費及び工事費の1/3上限15万円。太陽光発電の新規導入量が2kW未満の場合は最大7.5万円
  • (2)【令和2年度ネット・ゼロ・エネルギーハウス導入費補助】補助対象経費の1/3上限20万円。設備により異なり、最大25万円
  • (3)【EV活用自家消費システム導入費補助金】EV等と太陽光発電システムと併せて新たにV2Hを導入する経費の一部を補助。上限20万円
  • (4)【令和2年度神奈川県既存住宅省エネ改修費補助】省エネ効果が見込まれる窓等の改修工事に対して補助。上限7.5万円

他の地方自治体補助金について

地方自治体

東京・神奈川以外の地方自治体の補助金については、こちらのサイトがよく纏まっていました。 ⇨ goo住宅不動産

生ゴミ処理機や雨水タンクは対応している自治体が多いので要チェックです。

オススメの「補助金併用」組み合わせ

補助金 選択

正直種類が多すぎて混乱される方もいると思いますので、私Ukaluおすすめの組み合わせをハウスメーカーと工務店でそれぞれ書きます。

ハウスメーカー家づくりのオススメ補助金

  • ZEH+  105万円
  • 先進的省エネ設備 12万円(液体集熱式太陽熱利用システム)
  • V2H補助金 75万円
  • 住まい給付金 10〜50万円
  • 外構の木質化給付金 50万円
  • 合計252万円〜292万円

ハウスメーカーでの家づくりではZEH+がオススメです。蓄電池はまだ高いので、中古のリーフを買ってV2H設備を整えるのが最もコストパフォーマンスが良くなります。

工務店で家づくりのオススメ補助金

  • ゼロエネ 140万円 (太陽光なし長期優良住宅100万円)+ 20万円(地域材加算)
  • 災害時V2H補助金 115万円(機種代75万円+工事費40万円) + 電気自動車80万円
  • 住まい給付金 10〜50万円
  • 外構の木質化給付金 50万円
  • 合計375万円〜455万円

工務店の場合、太陽光を設置するならゼロエネを目指し地域材の加算も狙いましょう。

太陽光パネルを設置しないのであれば長期優良住宅の補助金申請がオススメ。

地域材は住んでいる地元の材木ではなく、申請する工務店が所属するグループ指定国内の木材であれば対応できます。

工務店の担当に是非確認してください。木材を熱く語ってくれるかも。

最後に

補助金の申請で重要なのは営業担当や設計士さんとのファーストコンタクトで「補助金が申請できるか」伝えることです。

初めに伝えることで、補助金を想定した内容やスケジュールでハウスメーカーや工務店を比較することができます。

自分の感覚では優良なエコハウスを建てる業者は補助金に関する情報もしっかり把握していて、自社の建築は問題なく対応できることをアピールされていました。

スケジュールや枠の関係で結果的に補助金を得られない場合もあると思いますが、ハウスメーカーや工務店のアンテナの高さを評価する物差しになると思います。

2021年に関しては、グリーン住宅ポイント制度も選ぶことができるためZEH長期優良住宅の枠にも余裕が出る可能性もあり、エコハウスで補助金をもらえる絶好のタイミングです。

ぜひ相性の良い設計士さんや営業担当を見つけて、2021年の補助金チャンスを活用しましょう!

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